粘着のコロコロクリーナーは布団カバー表面の手入れに使えますか?
粘着コロコロクリーナーで布団カバー表面の手入れの頻度は?
ダニを通さない高密度な生地を用いた布団カバー(高密度カバー)の表面のお手入れに、粘着のコロコロクリーナー(粘着クリーナー)を使うことができます。
高密度カバーは、一般的な布団カバーの生地に比べ、生地の織密度が高いものです。そのため、生地の表面にダニが付着しても、ダニは織り目の隙間から生地の裏側へ潜ることが出来ません。また、フンや死骸などのホコリが生地表面に付着した場合でも、それらは織り目の隙間に沈みにくく、多くは表面に付着した状態で確認されます。
このような場合、高密度カバーの表面に対して粘着クリーナーを用いることで、生地表面に付着したダニ、そのフンや死骸の多くを取り除くことに役立つと考えられます。
ただし、一般的なシーツや布団カバーの生地は、織り目の隙間がダニの体よりも大きいものが多く、生地の裏側にダニが潜り込むことが考えられます。そして生地の織り目の隙間や生地の裏側には、ダニ、そのフンや死骸が溜まっていくということが考えられます。
したがって、一般の布団カバーでは、粘着のコロコロクリーナーを用いても、生地の織り目の隙間や生地の裏側に溜まっているダニ、そのフンや死骸を取り除くことには役立たない、と考えられます。
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環境アレルゲンinfo and care
環境アレルゲンセンター長 白井秀治先生 監修
所属学会は、日本アレルギー学会、日本獣医学会 他。
東京アレルギー・呼吸器疾患研究所に所属し、人やペットが影響を受けるダニや花粉等のアレルギーの原因について研究をする。 対策製品についても検証多数。テレビや新聞などメディアでも活躍中。 |
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